« 一本の鉛筆 | トップページ | あたまがウニ その2 »

明治ロマン響く

男のステータス・人力車

 過日、『熊谷ホテル物語』公演に使用させていただく人力車を所有されている方を訪問した。

 人力車は明治時代の物で、現在稼動している人力車はこの方所有のこれだけとのこと。表に出して曳いて頂きながら、動かす時や客を乗せる時の注意点を伺った。そして、おそるおそる乗車。壊したらオオゴト! 慎重に慎重に。。。

 人力車を所有するのは男のステータスだったそうだ。医者等の上流階級の家にしかなかった。そういえばNHKドラマ、今もしつこく(?)再演されるあの『蔵』では、新潟の豪農の屋敷が舞台で、そこの主は人力車を所有していた。今で言うとベンツやリンカーンコンチネンタルってとこらしい。

 ひとしきり説明を伺い、「動かして良いでしょうか?」 と、代わる代わる乗ったり、曳いたりを繰り返す。思ったよりずーっと軽い(@_@) でも、ちょっとへっぴり腰になる。やっぱり訓練が必要だ。乗ってみると・・・思ったより乗り心地が良いではないか。ふぅわふぅわとなんとも言えないゆらぎのようなものが体に伝わる。

 木製の土台に鉄のわっかをはめ込んだ車輪は、いっさい釘打をしていない。明治の職人技だ! 曳くとカラカラと音がした。所有者さん曰く、「明治の音」 だそうだ。他の部品も職人技が光るものがあり、残念ながら現在その技を継承しいてる職人さんがいらっしゃらないので、部品を探すのに大変苦労されるそうだ。

 お話しを伺って、所有者さんの人力車に対するロマンをひしひしと感じた。そんな貴重で思い入れのある人力車を、快くお貸しいただけることに大感謝。今回同行できなかった実際に人力車に乗るキャストを連れて、秋に再びお伺いさせていただくことをお願いして、人力車見学は終了した。

Jinnrikisyaburogu

  男前の星椋鳥。
  人力車を曳けてご機嫌(*^_^*)

  この人力車を観るだけでも、
  公演を観る価値はありまっせ!

|

« 一本の鉛筆 | トップページ | あたまがウニ その2 »

熊谷ホテル物語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 一本の鉛筆 | トップページ | あたまがウニ その2 »