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2009.10.06

冬眠日記 その121

オカルトチックな星椋鳥

「座敷わらしの宿」として知られる岩手県二戸市金田一の温泉旅館「緑風荘」が全焼した火災は、発生から一夜明けた5日午前9時半から、焼け跡で県警の実況見分が行われた。
 緑風荘の27代目にあたる五日市洋さん(42)によると、大浴場横のボイラー室から火が出ているのを見て、消火器で消火しようとしたが、火の勢いが強く、手の打ちようがなかったという。
 座敷わらしが出るとされる「槐(えんじゅ)の間」は、跡形もない状態で、座敷わらしをまつった小さな祠(ほこら)だけが部屋の近くに残されていた。
 五日市さんは「今までのお客さんたちや、愛してくれた人に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と言葉を詰まらせた。

(2009年10月5日14時00分  読売新聞)

 『座敷わらし』はこどもの姿をした神様で、それが住まう屋敷は栄えるとか、何か厄災を警告するために姿をあらわすとか云われている。昨夜全焼してしまった「緑風荘」では、軽い怪我人だけだったとのこと。泊り客は「守られていたとしか思えない」とインタビューに応えていた。皆、座敷わらしに会いたくて来ている人たちばかりだから素直にそう思えたのだろう。  緑風荘で座敷わらしに出会えた人は皆幸運をつかむらしい。松下幸之助、本田宗一郎、福田赳夫、金田一京介、遠藤周作、水木しげる、ゆず・・・などなど。

 以前、星椋鳥がオババと一緒に泊まった、信州のある古い温泉旅館でのできごと。ふたりで温泉に入っていると、いきなり童女の声で「あつい?」と訊かれた。風呂場にはオババと鳥意外誰もおらず、ふたりで「今の声誰の声?」と怪訝に顔を見合わせた。脱衣所にどこかの子どもがいるのかと見てみたのだが、だれもいなかった。脱衣所の扉を開ける音も足音らしきものもしなかったし、その温泉宿に子どもがいるふうでもなかった。

 そこではそれだけで他になにがあったわけではなかったが、あまりにもはっきりと声を聞いたので気にはなっていた。最近オババがそのことを思い出して「あれはなんだったんだろうね?」と言うので、そういうことに詳しい人に尋ねてみたら、「それは座敷わらしだ」と言われた。古い屋敷で甲高いこどもの声ならおそらくそうだろうと。

 怖がりのオババは「私はもう二度とあの宿には泊まらないっbearing」と言っているが、鳥はもう一度行って確かめてみたい。座敷わらしなのかそれとも別の怪しげなモノなのか、はたまた空耳なのか・・・半信半疑でいるものの、言い伝えどおり幸運が舞い込んでくるなら、ちょっとぐらい怖い思いをしたって構わないし、妖怪や精霊といった類のモノが存在するのであれば、実際にこの目で見るだけで幸運ではないか。できれば、おもちゃかお菓子で釣って我が家へ連れてきたい。

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コメント

いいなあ…聴いてみたいです、「あつい?」を。
でもちょっとコワイ気もするなあ…
それよりも「あつい?」のイントネーションが気になります。
(方言を使うんだろうか…)
最近「他にも座敷わらしに会える宿がある!」という
テレビをやってました。
どこも週末は2年先まで予約でいっぱいだとか…
幸運をつかみたいのはどなたも同じなのですね…

ぱるきち様
>それよりも「あつい?」のイントネーションが気になります。
ふつーでしたよ。
もっとも、信州の「あつい?」のイントネーションって知らないんですけど。
3歳くらいの可愛い女の子が無邪気にしゃべってるって感じでした。
一緒に温泉に入りたかったのかなぁ?

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