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2013.11.02

それからのブンとフン

こまつ座&ホリプロ公演 音楽劇 『それからのブンとフン』
10月19日(土)18:00開演
シアターBRAVA!

作:井上ひさし 演出:栗山民也
出演:市村正親 小池栄子 山西惇 久保酎吉 
    橋本じゅん 吉田メタル 新妻聖子 他

 『鉈切丸』を見た後、『それからのブンとフン』を観に行った。大好きなこまつ座の芝居なので一日二本の強行軍も平気だ。シアターBRAVA!への行き道は慣れているし。

 しかし・・・(ノ_≦。) いつものルートじゃないから、降りた駅が違う駅。私は何処にいるのでせう(;´д`)トホホ…

 なんとか見なれた風景を見つけて劇場に着いたが、オリックス劇場からすぐ向かったので、夕ご飯は食べる暇なし。

 さて、1970年に井上ひさしさん最初の小説『ブンとフン』として発表された話しの、後日談を音楽劇にしたのが『それからのブンとフン』だそうだ。
 時代は高度成長期から安保の間なので、戦後の臭いプンプンだ。

 売れない小説家おおともふんの小説の主人公、四次元の大泥棒ブンが、現実世界に飛び出して盗み始める。動物園のシマウマの縞や、自由の女神が掲げるトーチなど奇怪なものばかり。そのおかげでおおともふんの小説が売れ始めると、ブンはどんどん増殖していく。ブンは意思を持って盗みを働いているが、翻訳されて世界中にワッサワッサ出現しているブンたちの間で、仲間割れがはじまる。警察はもとより、原作者も巻き込み、果ては悪魔まで出てくるドタバタ劇だが、安保闘争をモチーフに描いている。

 主人公のおおともふんは市村正親さん。初めての井上作品らしい。年齢のせいか台詞が滑りまくり。ちょっと残念だった。

 おどろいたのはブン役の小池栄子さん。以前東京で観た芝居に出てらっしゃった際には、ちょっとどうかしら?と言う出来だったが、ずいぶんとお上手になられていた。台詞回しも良く、和服の所作も動きも機敏で、おおともふんを慕うブンを好演していた。市川さんよりも、小池さんが主演と言っても良いくらい。

 圧巻だったのが新妻聖子さんの歌唱力。一度生で聞いてみたかったが流石だった。芝居も悪くなかった。

 ミュージカルは好きではないが、井上ひさしさんの音楽劇は別だ。井上作品にはメッセージ性がある。

 

 

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