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2014.02.09

ゴーストライター事件

 現代のベートーベンと称された日本の全聾の作曲家には、ゴーストライターがいたらしい。

 そのゴーストさんが良心の呵責に耐えかねて、自ら記者会見を開いて罪を告白した、と1週間ほど前から大騒ぎになっている。

 以下はYAHOOニュースからの転記。

「現代のベートーベン」と称された作曲家・佐村河内守(さむらごうち・まもる)氏(50)が別人に作曲させていた問題で、実際の作曲者として名乗り出た桐朋学園大非常勤講師の新垣隆氏(43)が6日、都内で会見を行った。

代理作曲により18年間で、約700万円の報酬を得たことを明かして謝罪。全ろうとされていた佐村河内氏の聴力について、「耳が聞こえないと感じたことは一度もありません」と打ち明けた。

 人気作曲家の影で息を潜めていたゴーストライターが、愚行をざんげすべく、姿を見せた。会見場には報道陣200人、テレビカメラ30台が集結。無数のフラッシュを浴びた新垣氏は、憔悴(しょうすい)した表情で、「佐村河内さんが世間を欺いていると知りながら、曲を書き続けた私は共犯者です。申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 35歳で全ろうになったとしてきた佐村河内氏に対し、新垣氏は「初めて彼と会ったときから今まで、耳が聞こえないと感じたことは一度もありません」と“さらなるウソ”を指摘。作曲作業の過程を振り返り、佐村河内氏はイメージを伝えるだけで譜面を書けないという、音楽家としての致命的欠点を明かし、「私がピアノで録音したものを彼が聞き、コメントすることが何度もあった」とキッパリ。佐村河内氏の障害者手帳を見たことがあるとしながらも、耳の障害さえも虚偽の可能性が高いと示唆した。

 新垣氏は18年間で20曲以上を作曲し、約700万円の報酬を受け取ったと説明した。佐村河内氏は代表作「交響曲第1番 HIROSHIMA」をはじめとするCD3作とDVD1作をリリース。CD売り上げは22万枚を記録しており、関係者によると、印税だけで約3600万円が発生しているという。

 「すべての作品が私のできる限りの力で作ったもので、一つ一つが大事なもの」と、佐村河内氏名義で手掛けた楽曲への思い入れを語った新垣氏。著作権は放棄すると明言したが、今後も音楽の世界で生きることを望んでいた。

 健常者だろうが、障害者だろうが、どのような種類の人にも善人も悪人もいる。私がこのニュースを耳にして不思議に感じたことは、何故、新垣 氏はゴーストをしたのだろうか? ということだった。

 ネットで調べてみると、こういうことは珍しくないらしい。音大の先生に頼まれて、才能ある学生が作曲し先生の名前で発表とか、無名の作曲家がつくったものを有名な作曲家の名前で発表とかということもあるらしい。現代だけの話しではなく、クラッシックの大御所の曲も本人が作曲したかどうかの確証がないらしい。音楽界だけのことではないような気もする。

 善悪でいえば悪ではあるが、創られた曲はどうやら作品的に悪くないとのこと。もったいない話だ。最初から共作として発表すれば、こんな大騒ぎにならなかったのに。全体の構成は佐村河内 氏が考えたというではないか。二人は良いコンビになったのかもしれない。

 しかし、最悪なのは、佐村河内 氏の耳が聞こえているかもしれないということだ。そうであるなら、立派な詐欺だ。障害を利用するようなことをするから、本当に苦労している人達が悔しい思いをする。

 佐村河内 氏は生涯、欺き通せると思っていたのだろう。そもそも、今回の新垣 氏の告白は世間に感づかれはじめ、ネットで噂され週刊誌に記事が掲載されるので、にっちもさっちも行かなくなってのことだ。もし、全く気がつかれなければこのままゴーストを続けていたのではないか?

 それにしてもお粗末なのは、「現代のベートーベン」と賞賛するような番組を作ったNHKや、尻馬に乗った形の音楽出版社だろう。楽曲の芸術性を正当に評価することをせず、耳の聞こえない被爆2世が創った魂の曲というイメージを前面に出し、ビジネスに走った報いかもしれない。

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