観劇二本立て(大阪)
4月11日(土)13:00
シアタードラマシティ
草迷宮はマルチキャスト。ドラマリーディングと思っていたが、台本を持ったストレートプレイだった。純文学を演劇仕立てで見せるシリーズということを初めて知った。
なじみのない若い役者ばかりだったが、実力もありなかなか見応えがあった。特に妖しのアヤメがとても良かった。何人もの声色を操っていた。
比べていただけなかったのは、坊主役のS。舌滑の悪さで知られている役者であるが、朗読には不向き。特にこのような古典的な言い回しの朗読では、何をしゃべっているのかわからないので、物語がわからない。アンケートにしっかりと書いてきた。
十二夜はシェイクスピアの有名な喜劇。ストーリーがわかっているので、安心してその世界に浸れた。
主役の一人二役は元宝塚トップスター。悪くはなかったが、お決まりの安易な配役で少し残念。
中島朋子の恋する乙女のふり幅の大きい演技ははじめて観たが、とても良かった。そのほかの配役も良く、休憩をはさみ3時間弱の間大いに笑い癒された。
圧巻はカーテンコール。狂言回し(道化)が歌う劇中歌を全員で合唱。何度も何度もカーテンコールが止まず、スタンディングオベーションが続いた。
最近仕事で落ち込みがちな星椋鳥だったが、久々に憂さを晴らせた一日だった。
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